誰のために父母を愛するのか

人間は誰のために父母を愛するのでしょうか

誰のために夫婦同士が愛し合わなければならないのでしょうか

誰のために子供を愛さなければならないのでしょうか

 

この「愛」については、実に自然に、私の心の底から泉のように湧き出る思いから

愛していることに気付きます。

ところが、ひとたび「何のために」

こう尋ねられると答えに窮してしまうものです。

 

愛することに責任を持ってくださる主人公=すなわち神の存在を

人は心の中に失ってしまったからです。

 

もともと神の存在を意識せずに生きてきた人にとって

「神」と口に出すだけで、変な違和感さえ持ってしまうのです。

 

しかし、明らかに「愛」が父母と子供の間に、夫婦の間に根本的にあるとするなら

結び付けているのものが「愛」ならば

神もわたしたち人間と「愛」によってつながっているはずなのです。

 

神から降り注ぐ無限なる愛を感じるようになると

私達はようやく心のふるさとの存在を認め、安心し、安らな状態をとりもどします。

私という存在が「神の愛」ゆえに成り立っていることを実感する時に

心は感謝で満ち溢れ、永遠なる命がそこにあることを感じることができるからなのでしょう。

 

神は私達と「愛の関係」を結びたがっているということです。

だから

誰のために愛するのか・・・この質問の答えは

「神のため」 神のために愛さなければならないのです。

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