目次
Ⅱ.ホームチャーチ摂理の意義と目的
1.ホームチャーチと創造原理
・ホームチャーチの目的=神の愛を中心とする家庭的四位基台の完成
=氏族圏、世界圏、天宙圏を編成し、統一圏を完成する
=神の愛の直接主管による地上・天上天国の実現
=神の創造理想
・ホームチャーチの目的完成 =社会教会の目的完成
=国家教会の目的完成
=世界教会の目的完成
=エデンの園の理想
家庭教会はそもそもエデンの園において成立すべきでした。すなわち、エデンの園において神を中心としてアダムとエバが一体化し、子女を繁殖して、そのアダムの家庭において神をあがめるようにしていたならば、そこにおいて、神の愛による家庭教会が成立していたはずなのです。神の創造本然の理想はまず個人から出発し、男性と女性が家庭をつくり、その神を中心とした家庭が、社会、国家、世界へと拡大していくことでした。したがって、家庭教会が社会教会、さらに国家教会、そして世界教会へと拡大していって、天国を実現することが神の本来の理想だったのです。
だから統一教会が家庭教会を建設するということは、大いなる光栄です。なぜなら、それを実行することによって、私たちは、神の創造理想の出発点たるエデンの園の理想を経験することができるからです。神の創造理想は、アダムとエバが家庭をつくり、子女を繁殖して地上に天国を実現することによって、霊界においても永遠なる天国に住むことでした。もしこれが実現していたならば、アダム・エバの子孫たる人類は、すべて天国に住むようになるはずでした。そうなっていたならば、アダム家庭の伝統は子孫代々に受け継がれて、人類すべての伝統となっていたことでしょう。そして神を中心とした家庭教会が人類すべての唯一の伝統として継承したことでしょう。
「家庭教会と天国完成」1979.1/1
本来、家庭教会はエデンの園において実現すべき神の創造理想でしたが、人類始祖の堕落によってそれが実現せず、遂に数多くの障害ができてしまいました。しかし私の戦いと勝利によって、これらの障害が取り除かれ、今や再び、エデンの園を実現する道が敷かれたのです。だから短い時間で天国を実現する時が来たのです。
「家庭教会と天国完成」1979.1/1
2.ホームチャーチと復帰摂理
(1)ホームチャーチは復帰摂理歴史の結実
統一教会は、歴史的祭壇の完成を目標とするのだから、実体的です。実体的祭壇基盤をつくって、12国家の代表が手を組んで実体的に神に捧げるような、そういう一体化をなさなければなりません。祭物の主と、祭壇のお客さんである12カ国が一つとなって捧げなければならないのです。それを神は、勝利の実体祭壇として復帰されます。その基台が何かと言うと、ホームチャーチです。
「我々の今後の活動」1978.9/23
360軒というのは何ですか。イエス様がなし得たすべてのことを、あなた方がそれ以上の立場でなし得たという基準に立たせるのです。あなた方が12弟子をつくったとすれば、それはイエス様に反逆したような弟子ではなく、また72門徒にしても、それをみんな覆い尽くすという基盤をつくったということになります。だからそれを中心として、氏族的復帰基台を完成するのです。それは世界の勝利です。それだけやれば、世界復帰はしなくてもいいのです。
「我々の今後の活動」1978.9/23
ただ、360軒の家々を復帰さえすれば、それを6000年の、その苦痛の全路程を通過したという条件として、またそのすべての戦いを勝利したという条件として、認めてくださると言っておられるのであります。神様が先生のこの御計画を善しとされたと言われるのであります。このようにして3年間に360軒の家庭の復帰を完成すれば、神は我々が6000年の蕩減復帰路程と世界的蕩減復帰路程を共に歩き終えたということを、認めてくださることになっているのであります。
「地上天国基盤と霊界」1978.10/14
イエス様は、ペテロに天国の門の鍵を預けていきましたね。天国の門を開けることのできる核心的な内容が、ホームチャーチなのです。それでこのホームチャーチを求めるために、神様は宗教を通して数多くの犠牲をなしました。
「主体的基盤となろう」1978.10/24
皆さんは、真の父母の心情や神の心情がどのようなものであるかについてよく話しますが、ホームチャーチを通じなければ知ることはできないのです。一昨日、韓国から来たある食口が「ホームチャーチは、メンバーが一人一人別々の場所に行くので、全体の作用から見ると、教会がなくなってしまったかのように見えます」と言っていましたが、先生は「その考えは間違っています。自分の個体が完成しなければ全体完成をすることができないのです」と答えました。私たちにとってまず個体完成が必要なのです。分かりますか。ホームチャーチを通じなければ個体完成することができないのです。すべての神学、哲学はホームチャーチに帰着します。
「神と我々」1982.2/1
ホームチャーチ制度によって、統一教会がそれを基礎的思想として徹底化して教育し、それによって生き、それによって自分の永遠の問題、蕩減現実化問題のすべてを解決する。
「我々の今後の活動」1978.9/23
家庭教会の摂理は、旧約、新約、そして成約における天国実現のための最高の原理であり、最大の収穫です。なぜなら家庭教会を通して、あなた方が最高の愛と真理の教育を実践することができるからです。なぜ家庭教会を行うのか分かりましたね。それは人々に対する教育と愛のためです。人々を啓発し、天国へ導くためです。家庭教会のために人々を訪問する時、最初のうちは人々からいやがられるかもしれません。しかし次第に愛されるようになり、ついにはあなた方の顔を見なくてはどうも眠れないとか、是非とも自分の息子の嫁に、あるいは娘の婿になってほしいとか言われるようになるでしょう。
「家庭教会と天国完成」1979.1/1
あなた方はホームチャーチで歴史上失われたすべてを、個人的基準において蕩減するのです。失われた万物を蕩減し、失われた愛と心情を蕩滅し、失われた神の人格を蕩減するのです。
「真のカップル」1979.5/27
(2)ホームチャーチは真の父母の勝利圏相続
なぜ、この3年間に、360軒の家庭を伝道して復帰せねばならないのか。その第1は、先生の世界的勝利の基盤を我々に継承させてくださる、受け継がせるという意義があるということを、我々はすでに知らされているのであります。
「地上天国基盤と霊界」1978.10/14
それで、先生は歴史以来誰も獲得し得なかった最も偉大な勝利を勝ち得て、今回、錦衣還郷(衣錦還郷)をしたのであります。その勝利をほとんど無償で我々に伝承させるために、ごくわずかな条件を立てさせるというのが、3年間の360軒の伝道であります。
「地上天国基盤と霊界」1978.10/14
今回、私が帰って来て、この激動時における統一教会の革命的な宣言としてあなた方に話したかったことはホームチャーチ宣言です。今までの宗教は、人を救うことにおいて個人的救いを目標としてきました。しかし統一教会のこれからの時代は、家庭を救うのです。そのような時代が来ました。なぜでしょうか。それは父母と兄が一つになる時、その弟とか、その下のすべての人たちを自由に主管することができるからです。
「主体的基盤となろう」1978.10/24
それであなた方は、なぜホームチャーチ運動をしなければならないのでしょうか。今日私は、神を中心として、個人、家庭、民族、国家、世界的なアベルの立場に立って全体の分野を、兄となったカインの世界と戦って長子権を復帰できる基盤を整えておきました。そのような木が地球上に現れてきたのです。それであなた方は枝の立場において、それを受け継がなければならないのです。接ぎ木されて、このような勝利的基盤を整えたという条件をつくらなければならないのです。これがホームチャーチ運動なのです。
「主体的基盤となろう」1978.10/24
先生は今までに個人蕩減、家庭蕩減、氏族蕩減、民族蕩減、世界蕩減、天宙蕩減をなして、すべての基盤を築きました。そしてこれらのすべてのものを皆さんに完全に相続させてあげようとしています。皆さんがイエス様の死を蕩減した立場に立てば、これらのすべてを相続することができるのです。それがホームチャーチなのです。
「霊(界)肉(界)統一式宣布」1982.2/22
私は、個人のレベルから出発し、家庭、氏族、民族、国家的レベルにおいて勝利し、あなた方が見たように、世界的レベルにおいても勝利しました。そして全霊界を主管し、解放もしました。それで、その勝利をあなた方に相続したいと願っているのです。神の摂理の最終的勝利の祝典は、ニューヨーカーホテルで祝うのではなく、あなた方のホームチャーチで行われます。あなた方のホームチャーチで、真の父母を招待して礼典を行わなければなりません。そこでは三代が真の愛で一体となるでしょう。真の父母、あなた、そしてホームチャーチの人々です。ホームチャーチを訪れた時、私は「素晴らしい」と言うでしょう。するとホームチャーチの人たちも「素晴らしい」と言うでしょう。それを見て、あなたは「先生、ホームチャーチをありがとう。私も本当にうれしいです」と言うでしょう。
「摂理の歴史的観点」1979.9/18
あなた方は真の父母からの遺産を相続し、その基盤の上を歩むべきです。あなた方がその遺産を受けたということを、どのように世界に告げることができるでしょうか。それは、ホームチャーチを通じて、あなた方がどんなに価値あるものであるかを、証明することによってです。私は世界的にホームチャーチの使命を全うしました。ですから私は、あなた方に全宇宙の一つの小さな宇宙、つまり360軒を割り当てました。そしてあなた方は、私がホームチャーチで成し遂げたことをなすことにより、私の遺産を受け継ぐべきです。私はそのことを神に祈りました。
「真のカップル」1979.5/27
ホームチャーチは何かというと、メシヤと真の父母の立場を代身して、地上と天を連結させる機関です。そのような組織がホームチャーチなのです。ですから、ホームチャーチを中心にして活動している時は、天が共におられるし、たとえレバレンド・ムーンが死んでも、レバレンド・ムーンのいない世界になったとしても、その伝統は永遠に残されていくでしょう。これからの統一教会は、たとえ、レバレンド・ムーンがいなくなったとしても滅びません。
「父母の日と現世」1981.4/5
(3)ホームチャーチは定着化運動
ホームチャーチは何かといえば、自分の故郷のことをいうのです。故郷のことをいう、それが分かりますか。ホームチャーチというのは、自分の故郷の根拠地をいいます。
「我々の今後の活動」1978.9/23
それから今度は作戦が違います。昔は、国の方向をこうしたいと、全日本的な活動をして回りました。しかし今は、そういう時代とは違って、360軒を中心としてやります。今までは畑に種を蒔いて収穫して、その収獲物を倉庫に入れてきました。倉庫内の物としてそれを私たちに預けられたのが360軒です。ホームチャーチ運動です。今までのを木っ端微塵にみんな砕いてしまって、自分という主体性のある所へみんな集めてしまうのです。それは本部責任者を初めとして、全責任者はもちろん、各員がみんな共同の使命をもつのです。
「主体的基盤となろう」1978.10/24
イエス様自体において氏族復帰できなかった基準を、私たち自体が、氏族復帰の外的完成をなすことによって、故郷の本家の基盤を中心としてなし得るのです。故郷に帰ってそれを果たすことによって、世界に通ずる勝利基盤が得られます。それは飛躍的に、神の世界までジャンプすることができるのです。
「我々の今後の活動」1978.9/23
今まではみんな避難民でありました。ジプシーのようなものであります。天倫の法度を永遠に植えるために、実際の行動と生活を通して伝統を立てなければなりません。これがホームチャーチでなすべき責任であります。ホームチャーチ、分かりますか。長子の権限を相続するのです。次子の立場では相続ができません。長子がいるのに、次子が相続するという訳にはいきませんね。ですから、天倫の相続権を得るために、長子の立場に立つ必要があるのです。では、天倫の相続権を受け継ぎたいと思いますか?(はい)。そのためには、ホームチャーチでの勝利を果たすことができるよう頑張ってください。
「777双祝福8周年記念によせて」1978.10/22
地上で肉身をもったまま、理想の世界にまで通過することのできる愛の関門をつくろうとするために、統一教会においては、愛の問題、家庭倫理を重要視するのです。家庭を単位として、そのような倫理と愛を実践するのです。何の話か分かりますか。つまり人間は、そのような最高の目的に向かって努力しつつ進まなく
てはならないという、結論を下すことができるのです。そのような努力が歴史時代を通して受け継がれてきました。それを願う神様は、男を女を、あるいは息子を娘を一つの場所に集めながら、宗教をもって今まで摂理してこられたのであり、その摂理してきたすべてのものを一つに束ねることのできる基盤としてつくったのが、理想的家庭基盤として立てるようになった家庭教会(ホームチャーチ)であることを知らなくてはなりません。
「家庭教会勝利」1982.1/1
はっきり分かりましたね。前線のメンバーも、自分の今運動している所に、はっきり決めるのです。みんなが定着の運動をするのです。将来は定着運動。移動時代はもう過ぎ去ります。定着運動になるのです。アフリカに行きたければ行ってもいいですよ。なぜなら、そういう決定をやれる自由時代に入りました。昔は国境が讒訴しましたが、今は国境問題を讒訴しても、もう神とサタンには問題がありません。どうせそういう国境はなくなってしまうのです。
「我々の今後の活動」1978.9/23
将来の組織はみんな、ホームチャーチです。教会長も何もいりません。アダム自体が神と通じる天国完成が理想でしょう。だから直接圏時代に入るのです。会長も教会長もみな、ホームチャーチをもつのだから、世界的に素晴らしい時代に人ってきます。サタンは、もう地上に足をとどめる所がなくなって、完全に奪われてしまうのです。そうだと思いますか。罪人がなくなりますよ。360軒がみな悔い改めるのです。そういう全体、連体社会制度になるでしょう。
「我々の今後の活動」1978.9/23
まず、個人におけるカイン、アベルから始めて、家庭、氏族へと入って行き、氏族的塀をめぐらすことによって、家庭が安心することができるのです。このことからしてホームチャーチがないとすれば、皆さんの家庭が安心する場がないのです。このホームチャーチにおいて、国家の塀、世界の塀といった多くの層の塀を形成するようになれば、サタンは侵入できないという結論になるのです。これをなす過程において、迫害してくるこの迫害を消化し、全員から認められるようになれば、その場をサタンは占領することができないのです。
「家庭教会勝利]1982.1/1
皆さん、ホームチャーチが何であるか、分かりましたか。ホームチャーチは霊界や肉界のサタン世界に対して、攻撃することができる場所であり、天の国を引っ張ることのできる場所です。すべての天的要素を、その基盤に下ろすことができるのです。そのような基盤がホームチャーチの基盤なのです。
「自分を守ろう」1982.5/1
そのようになれば、次には、この氏族が自動的に自分の親戚の所に行って、1週間以内に一つになることができるのです。そこにおいて、人々は「あなたの息子さんを氏族のメシヤのように思っています」と言うでしょう。そして本当に喜ぶことでしょう。このようなホームチャーチをしなければ天国に入ることができないのです。これが原則です。カインとアベルの二つが一つになる日には、そこに神が臨在するでしょうか、しないでしょうか。そして、それを神が認定するでしょうか、しないでしょうか?(します)。それが本来の原理的ポイントなのです。こういうことにおいて、ホームチャーチは天国基地です。果たして、ホームチャーチを通さずして天国に行くことができるでしょうか、できないでしょうか?(できません)。原理から見てどうですか?(行けません)。
「自分を守ろう」1982.5/1
皆さんはホームチャーチに何をしに行くのですか。それは、神の愛と、私たち人間の愛を完全に定着させることのできる基地をつくるために行くのです。その基地で神と私たちが相まみえるのです。
「神と我々」1982.2/1
(4)ホームチャーチは全霊界を総体的に再臨させる基盤
全霊界を総体的に再臨させることにあるということであります。このホームチャーチ運動は、たとえ条件的な活動であるにしても、やはりそれは蕩減の道でありまして、一種の迫害や嘲笑や批判やいろいろな困難が伴うことになっているのであります。したがってこれに成功するためには、全身全霊を投入しなければなりません。天にすがりついてお祈りしなければなりません。自己自身とも戦いながら360軒の人々を愛さなければなりません。場合によっては自らの所有を、伝道のために全部使い果たさねばならないこともあります。このように全力役入する時、霊界が動き出すのであります。 360家庭の各々の祖先霊が協助するし、いろいろな善霊が積極的に協肋してくるのであります。我々は原理で霊人体の再臨復活のことを学んでおります。
「地上天国基盤と霊界]1978.10/14
1976年において私たちは、最後の障害を乗り越えました。私たちは今や、世界的な段階において攻撃に出る時なのです。私たちがこれまで霊界において達成した勝利を、世界的な規模で横的に展開するのが、家庭教会です。だから家庭教会は、霊界によって協助され守護されているのです。
「家庭教会と天国完成」1979.1/1
そのためにあなた方はお祈りをするのです。「神よ。天使長よ。善なる祖先たちよ。そして霊界にいる多くの群れたちよ。私の側にある多くの人たちよ。私の命令を受け入れれば恵みを受けるし、
私の命令を聞かない者は罰を受けるのですよ」と宣布するのです。そうしておいて、霊界のあらゆる宗教の指導者たちである釈迦牟尼やイエス、孔子、孟子などを全部呼んでおくのです。そこにそのような人たちがいれば、みんな協助するし、協助をしない時には罰を受けるのです。
「主体的基盤となろう」1978.10/24
霊界を見ると、キリスト教を信ずる人はキリスト教徒たちのグループ、儒教を信じる人たちは儒教のグループ、そして例えば金氏の家系が全部怨讐であったならば、全部障壁で囲まれて境界線をつくっているのです。今日、統一教会がホームチャーチ制度を出すことによって、霊界のすべての障壁は全部崩れてしまいました。キリスト教、仏教もみな崩れてしまいましたし、国家と国家の障壁も、氏族と氏族の障壁も、あらゆる歴史的過程における多くの障壁が完全に崩れてしまったのです。 360軒内において、善なる祖先たちや善なる宗教を信じている人たちがいたとしたら、それらのあらゆる善なる霊人たちがあなた方を中心として、全部が一つとなって働くようになります。
「主体的基盤となろう」1978.10/24
皆さんはアダムの立場に立っているので、皆さんは天使たちを使うことができ、「霊界にいる道主たち、先祖たち、こうしなさい」と言うことができます。全霊界は天使長のような立場で降りてきます。創造本然の世界では、アダムが天使長を主管します。皆さんは、アダムのような立場に立っているので、天使長を主管し命令することができるのです。そして真の天使長を地上に招いて、反対に悪い天使長であるサタンを追い出すのです。ホームチャーチをつくるために、これからは霊界の道主たちや、皆さんの先祖たちが、皆さんの氏族圏内に入ってきて、氏族圏を連れて戦うことができるのです。統一教会が反対されなくなり、良いと宣伝されるようになれば、皆さんに対して反対していた父母たちが訪ねてきて、「私が間違っていた」と屈伏するでしょう。その日には、一遍にそのようなことが起こります。天の側のカイン圏が全部みな協助するようになるのです。
「自分を守ろう」1982.5/1
私の天国とは何でしょうか。それは私の理想、私の愛が住む所です。私たちは、ともかくも、それをどこかで見付けなければなりません。このホームチャーチは誰のものでしょうか。それはあなた方のものであり、あなた方がそれに本当に一生懸命働く時、あなた方の先祖、協助霊を含めて、あなた方を取り巻くすべてのものは、それを達成するために降りてきて、あなた方を助けます。あなた方は実際の霊界の助けを大変多く見いだすことでしょう。あなた方はそれをするまで、本当には、決して分かりません。
「家庭教会は私の天国」1981.1/1
皆さんがホームチャーチに行った場合、そこにおける善なる先祖はみな行ったり、来たりすることができます。その結果、善なる先祖たちのすべてが宗教の名に従って、どこにでも再臨することのできる現象が起こるようになります。天使世界が地上にとどまることのできる場を蕩減復帰することによって、天使世界がいつでも、どこにでも地上に来訪することができるようになります。ここに天使世界の地上基地ができるのです。今はまだサタンの世界となっている場所も、皆さんがそこに行けば運動が起こって、カインではあるが、昔のようなカインではなく、和合するところのカイン的立場に立つようになるのです。そして、統一教会に対して悪く言っていた人が、良いと言うようになった日には一挙に運動が爆発するのです。
「自分を守ろう」1982.5/1
家庭教会のための祈り
天のお父様、あなたは私たちの親です。
そして私たちはあなたの子供です。
今、あなたの子供である私たちが家庭教会のために
氏族のメシヤとして出かけますから
どうぞ天使を遣わして私たちを助けてください。
真の父母が条件を立てられましたので
霊界においては、もはやすべて障壁はなくなりました。
それゆえ天国実現のために、すべての霊人と
地上におけるすべての善なる人々が集まって
私たちを協助するようにしてください。
「祈祷の重要性」1979.4/15
(5)ホームチャーチは未来の統一世界実現の基
まず、統一思想研究院院長李相憲先生の講話『3年路程に向かう我々の姿勢』(「ファミリー」1979年1、2月号に掲載)の中より、その一部分を紹介します。
「主流宗教圏と同系宗教圏との統一、および宗教圏の統一をなすための運動であります。これはイエス様が成就しようとされましたが、成就できなかったものを蕩滅復帰する意味も含まれております。主流宗教圏とはユダヤ教、キリスト教、統一教会と続く宗教の流れをいうのであります。今日におきましては統一教会がその代表でありますので、主流宗教と同系宗教との統一とは、統一教会と同系宗教、すなわち仏教、儒教その他の宗教との統一を意味するといえます。これがホームチャーチ運動を通じて成就されるというのであります。
また宗族(中心宗族)を中心として、すべての宗族が統一されるようになっているというのであります。これを一言で表現すると、ホームチャーチ運動が世界的に成就されれば、宗族的主流宗教とその他のすべての宗教圏と宗族圏が一つとなる時代が開幕することになるということであります」
皆さんはホームチャーチがどれほど重要であるかを知らなければなりません。ホームチャーチだけ完成すれば自動的に国家、世界がつながってくるのです。私たちは一つの国家、一つの世界を夢見てきましたが、それが実現されるでしょう。先生が世界的勝利圏をなしたので、先生の名によって国境を越えて、それが共産圏であろうと、どこにでもホームチャーチをつくることができるのです。そして国境を超越して生活することができるのです。そのようにしても、もはや、霊的には讒訴されないのです。
「霊(界)肉(界)統一式宣布」1982.2/22
自由世界全体にホームチャーチができたならば、ソ連は問題ではありません。アベルが父母と一つになればサタンは力を失ってしまうのです。カインとアベルが分かれてしまったので、父母が離れていったのだから、父母とアベルが一つになれば、サタンは自動的にその支持基盤を失ってしまいます。
父母とアベルが一つになった時には、共産世界はサタンよりもしっかりしなければ、存在することができないことになります。結局、共産世界は存在できなくなってしまうというのです。自由世界に基盤を探す時においては、カインと争うのですが、アベルと父母が一つになればすべては終わってしまうのです。共産主義が問題ではないのです。今まではそれができなかったのです。自由世界において基盤が確立される時には、アベルと父母が一つになっているために、サタンは自動的に屈伏しなくてはならない。カインは屈伏してついてこなくてはならないのです。今まではどこにも父母がいませんでしたが、ホームチャーチ基盤をつくれば、その上で父母を迎えることができ、残りの世界もそのままそれに従ってこなければならないようになります。したがってホームチャーチで働けば、共産世界は問題ではありません。
「自分を守ろう」1982.5/1
1977年2月23日(天地勝利の日)は何の日かというと、アベル圏と父母が一つになることのできる時代圏に入った日です。この時から共産圏の侵害を受けるのではなく、共産圏の方が順応しなければならないという新しい時代に入ったのです。今まで、自由世界が腐敗してきましたが、この時から共産圏も腐敗していくようになり、その中で私たちだけが復興するようになったのです。その復興が何かというと、ホームチャーチなのです。分かりますか。 「自分を守ろう」1982.5/1
国家基準、世界基準へと上がって行ったのだから、そうなったのです。あなた方が自由世界にホームチャーチをつくり出すようになれば、共産党は行く所がありません。足場を完全に失ってしまいます。ホームチャーチを一軒一軒回って行けば、誰が共産党だかみんな分かります。完全に整理ができます。足場をなくしてしまいます。天国建設はこのことをなしていくことによって、自動的に建設されます。世界万民を兄弟愛で結んでいく、そこが天国の足場です。
「故郷に帰りましょう」1978.9/22
だから先生自体においては、ホームチャーチはもう国境を越えている。だから世界のどこででも今、ホームチャーチをつくっているんだね。これが国境がつながった場合、世界は自動的に理想世界になるんだね。分かりましたか。
「ホームチャーチと8段階復帰路程」1981.11/13
神よ、父よ。あなたの子がここにいます。もう心配はいりません。あなたを助け、侍ります。私はそのようなことをするために訪ねてきたのです。あなたの前にふさがれているあらゆる蜘蛛の巣などをみな切り捨てて、あなたに向かってきたのです。この世のすべての檻は、神の前にふさがれている蜘蛛の巣です。これらを切り捨てるためにホームチャーチをつくり、国と国との境界線を打破し、主義においては共産主義、民主主義を昇華させ、自由の解放の天国をつくるために、私が来たのです。
「歴史の記録者」1979.7/1
このような世界史的時代にふさわしい私たちのホームチャーチ運動は、いかなる愛国運動よりも、いかなる忠臣たちの運動よりも熾烈でなければなりません。それが私たちの行く道なのです。ホームチャーチがどのような国にあったとしても、たとえソ連であっても、世界中のすべての人々がそこを通って自由に往来することができるのです。ホームチャーチはこのように世界を連結できる基地となるのです。霊界にも世界にも通じることができるのです。このホームチャーチの組織的内容を背負っている人は、本然の人間としての資格をもっているために、本然の世界を霊界までも含めて自由に往来することができるのです。そして先生が今まで蕩減してきた、すべてのものを引き継ぐことのできる恵沢が与えられるのです。そして世界的蕩減条件を勝利した立場に立つために、誰からも何も言われることなく、先生が行く所へはどこへでも行くことができるのです。アメリカ人が英国のホームチャーチに行こうとすれば、英国の蕩減条件に連結されることによって、どこへでも行くことができるのです。しばらくすれば、私たちはビザなしで世界のどの国でも通過することができるようになるでしょう。
「霊(界)肉(界)統一式宣布」1982.2/22
統一教会で私たちは、人々に対してどのようにして真の父母となり、王となるかを教えられています。ホームチャーチが完成した時、権力とか国家主権とかいうものは必要でなくなります。また、現在のような大国も必要ありません。そこには神を中心とした世界、天国があるのです。人々が何と言おうと、私たちはそれを達成するのです。なぜならそれが神のみ旨だからです。
「摂理の歴史的観点j 1979.9/18
そして世界のどこへでも神が自由に行くことができるようにしようというのが、今日私たちがしているホームチャーチ運動なのです。この組織が大きくなれば国が生まれ、それが拡大して世界となっていくのだということを知らなくてはなりません。
「み旨の道」1982.5/30
世界史的な個人自由圏、家庭自由圏、世界自由圏、宇宙自由圏、神自由圏をつくろうとすれば、何千年、何万年かかることでしょうか。そのような自由圏を認定することのできる一つの基盤がホームチャーチなのです。それはどれほどありがたいことでしょうか。ホームチャーチで氏族的メシヤとしてのサインを受ければ、天の国のすべての自由圏、神の自由圏のすべてをみな守り、成し遂げた人として認定されるようになります。このことが理解できますか。(ホームチャーチ自由圏が成立した後には、サタンの認定を受けなくてはならないのです)。「自分を守ろう」1982.5/1
したがってホームチャーチは、完全な日常的環境を伴った、環境的な天国を意味します。この家庭教会の基盤は、あなた方自身の天国として、あなた方に与えられています。そうして、この家庭教会を中心として、国家と世界が連結されるのです。それゆえに、心の天国、体の天国、家庭教会の天国、国家の天国、そして世界の天国へと発展していかなければなりません。
「家庭教会は私の天国」1981.1/1
きょうの題目は何でしたか?(「自分を守ろう」です)。それでは、どの場所で守るのですか?(ホームチャーチです)。ホームチャーチで神を解放する責任を負いましょう。世の中にこれ以上の大きな責任はありません。これ以上の価値、それ以上の天の道はないのです。このことを知らなければなりません。 先生が霊界に行くようになれば、聖賢たちがみな現れて、歓迎してくれることを先生は知っているのです。神の前で「あなたは何をしてきたか」と聞かれた時、「神様、私はあなたを解放するために最善を尽くしてきました」と答えられなければなりません。
「自分を守ろう」1982.5/1
それでは神と我々はどこで会うのでしょうか?(ホームチャーチです)。ホームチャーチを完成させることにより、それが神と私の大会合場所となるのです。また、ホームチャーチは宇宙を完成させるための一つの祭壇なのです。先生のこのような愛の理想を中心にして、真なる愛をもってホームチャーチをするならば、必ず神に会うことができるでしょう。先生が皆さんに保証します。
「神と我々」1982.2/1
皆さんが先生の話を聞いて、そのごとくホームチャーチをすれば、神が降りてきて、自由に過ごすことができるのです。たとえ24時間遊んだとしても、誰からも拘束されないような神の自由解牧圏をつくりましょう。それが自分によってなされるとすれば、どれほど素晴らしいことでしょうか。そこにおいて反対がなくなり、生活できるようになれば、神が思いどおりに行き来することができる神の解放圏をつくることができるのです。
「自分を守ろう」1982.5/1
本来人間が堕落していない立場においては、神に会うことのできる自由な環境で家庭をつくった後に氏族、民族、国家、世界基盤へと生きていくようになっていたのです。しかしこれを失ったので条件的基盤ででも、神と共に生きたという条件を立てなければ霊界に行けないようになっているのです。この自分というのは宇宙のため、神の解放のために、その中心に立っている自分なのです。ですから「私は宇宙の中心、アメリカ国家の中心、アメリカ家庭の中心である」というように考えるのです。私たちはその
ような中心に立って、神の自由な環境をつくるのです。それがホームチャーチを完成させることなのです。
「自分を守ろう」1982.5/1