ホームチャーチ(家庭教会)とは何か

「家庭教会はそもそもエデンの園において成立すべきでした。すなわち、エデンの園のにおいて神を中心としてアダムとエバが一体化し、子女を繁殖して、そのアダム家庭において神をあがめるようにしていたならば、そこにおいて、神の愛による家庭教会が成立していたはずなのです。」 

冊子「家庭教会」P12



家庭教会(ホームチャーチ)とは、先生の御言によれば、「エデンの園において成立すべきもの」でありました。しかし、人類始祖が神の意志に反した形で家庭を形成してしまったために、神の理想は現実になされませんでした。

従って、エデンの園で本来出発すべきだった′神と共にある理想的家庭’を再び探したてる運動が、「ホームチャーチ摂理」として現れたわけです。

私たちの社会は「家庭」という組織の集合体です。ですから、神の願う理想的家庭が地上に出現することによって、そこから天国が形作られていく・・というのは、いたって理論的な話です。先生がホームチャーチを「天国基地」と表現されたことからもわかります。

ところで、一口に「神の理想家庭」と言いましたが、今までの人類の歴史の中で、ただの一度も実現できていない理由はどこにあるのでしょうか。

家庭というものは一人では成立しませんね。私たちが学んだ「原理」では、個人の完成基準を成した男性と女性が結婚し、子供をもうけて、神の愛を中心とした四位基台をなすことが、神の御旨、すなわち神の創造理想であるとされています。

すなわち、家庭を形作る、個人における完成基準に立った男性と女性がいまだ現れていないからであります。

しかし、「ホームチャーチ」という単語、そして、それを作ろうという摂理運動が起きてきたということは、いよいよこれから失われた神の創造理想の家庭を探し立てることが可能となる時代になったとみることができます。これは、すなわち、個人の完成基準をどのようにして成すのか、という部分も同時に明らかにされる時を迎えたことを意味します。

2001年から成約時代に入ったことを宣言されました。成約とは神の立場からみると、救いの約束が成就するという意味です。また、人間の立場からみると、それは人間の完成がなされるという意味にもなります。

先生は何度も、「語るべきことはすべて語った」と言われました。ですから、先生の膨大な説教集の中に人間完成のカギが埋もれ隠れているに違いありません。

 

まずは、先生の説教集からひも解きながら深く考えて見たいと思います。